コエンザイムQ10の基礎知識

コエンザイムQ10で心臓機能向上

コエンザイムQ10にはアンチエイジングから病気予防まで様々な美容・健康効果を持っていますが、その中でも特筆すべきなのは心臓機能の向上効果です。元々は医薬品として心臓病に用いられていたこともあり、その効果は非常に高いものとなっています。今回は、コエンザイムQ10の心臓機能向上効果についてご紹介します。

コエンザイムQ10の心臓機能向上効果

コエンザイムQ10には心臓のポンプ機能を向上させる効果があります。心臓のポンプ機能は身体の健康と密接に関わっており、ポンプ機能が低下して心不全に陥ると呼吸困難や疲労感など多くの症状が表れます。

この心臓機能向上効果には、コエンザイムQ10が持つ「エネルギー生産を活性化させる作用」が密接に関わっています。コエンザイムQ10はミトコンドリアの働きを促進することでエネルギー生産を活性化させますが、このミトコンドリアは心臓に多く存在しています。

心臓は生きている限り常に活動を続けている器官のため、非常に多くのエネルギーを必要とします。ミトコンドリアが心臓に多く存在するのは、この活動に使用するエネルギーをより多く生産するためです。

このことから、心臓はコエンザイムQ10の効果を受けやすくなっています。コエンザイムQ10を日常的に摂取しておけば、心臓の機能低下を防ぎ、健康的な生活を送ることも可能になるでしょう。

コエンザイムQ10は元々心臓病の薬だった

今でこそ健康食品として不動の地位を築いているコエンザイムQ10ですが、元々は心臓病の薬として利用されていました。1950年代にアメリカとイギリスで別々の成分として発見され、後に同じ化学構造であることが判明しました。

日本においても、1970年代から心臓病の医薬品として使用が許可されています。医薬品として使用される中で副作用の可能性が非常に低いことが判明し、2001年に食品への使用が認められました。これがきっかけとなり、コエンザイムQ10は健康食品としての地位を築いていくことになるのです。

コエンザイムQ10は発見から半世紀以上が経過しており、現在でも研究が進められている成分です。元々医薬品として使用されていたコエンザイムQ10はその効果もさることながら、安全性に関しても非常に高いものであると言えます。安全で美容・健康も高いコエンザイムQ10で、順風満帆な健康ライフを送ってみてはいかがでしょうか。

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