すっかり馴染み深い成分となったコエンザイムQ10ですが、実はいくつかの別称を持っています。商品によっては別称で記載されていることもあるので、知っているとコエンザイムQ10を含む製品を見つけやすくなりますよ!
コエンザイムQ10はその働きからビタミンの一種として語られていることもありますが、厳密にはビタミン類の定義には当てはまりません。ビタミンには「体内で合成することができない」という定義があるので、コエンザイムQ10はビタミンCやビタミンBといったビタミン類とは区別されているのです。
このためコエンザイムQ10は「ビタミン様物質」に分類されていますが、その他にもしばしば補酵素の一種として語られます。酵素は体の中で様々な働きをする物質の総称で、消化や代謝に深く関わっているので、ダイエットや美容に効果があるとして近年注目を集めています。
補酵素とは、酵素の働きを助けてスムーズにしてくれる物質で、健康維持や美容のためには欠かすことができません。補酵素として働いている成分には一部のビタミンも含まれていますが、ビタミン様物質であるコエンザイムQ10も補酵素に数えられます。
実はコエンザイム(coenzyme)とは補酵素の意味。英語で酵素を意味するenzymeにcoをつけた単語です。つまりコエンザイムQ10は「補酵素Q10」という意味。このように物質の名称はその物質が持つ働きや分類によって名づけられていることが多く、コエンザイムQ10にはいくつかの別称があります。
上記の通りコエンザイムQ10には補酵素としての役割があるので、補酵素Qと呼ばれることもあります。
CoQ10はコエンザイムQ10をそのまま簡略化した名称で、「コーキューテン」と発音します。製品によってはこのように記載されていることもあります。
ユビデカレノンはコエンザイムQ10の別称として広く知られています。これはUbuiquitous、ラテン語で「普遍的に存在する」という意味の単語が由来になっています。
ユビデカレノン同様にコエンザイムQ10の別称としては広く用いられています。また、由来も同様です。
かつてコエンザイムQ10がその働きからビタミンの一種として区分されていた時の名称です。現在は定義に当てはまらないとして、前述の通りビタミンとは区別されて語られています。