コエンザイムQ10はサプリメントで摂取することが主流となっていますが、実は多くの食品に含まれている成分でもあります。今回はコエンザイムQ10を多く含む食品をご紹介しますので、参考にしていただければ幸いです。
コエンザイムQ10を含む食品には様々なものがありますが、今回はその中でも特に多く含む食品についてご紹介します。100mgあたりに含まれるコエンザイムQ10も記載しますので、ぜひ参考にしてみてください。
いわし・・・6.4mg
さば・・・4,3mg
いか・・・2.4mg
豚肉・・・2.5~4.1mg
牛肉・・・3.1mg
ピーナッツ・・・2.7mg
大豆・・・1.9mg
ほうれん草・・・1.0mg
ブロッコリー・・・0.9mg
コエンザイムQ10は脂溶性を持つため、脂に溶けやすく水に溶けにくい性質を持ちます。そのため、上記食材であってもそのまま食べるだけでは体内で吸収しづらく、ほとんどが不要物として体外へ排出されてしまいます。
そのため、コエンザイムQ10を食品から摂取する際は、油での調理することがおすすめです。油にはコエンザイムQ10が溶け出しやすいので、吸収率をアップすることができます。うまく調理して、コエンザイムQ10を摂取しやすい形にしてあげることが大切です。
ここまでコエンザイムQ10を多く含む食品についてご紹介してきましたが、実はコエンザイムQ10を食品から摂取するのは非効率です。その理由には以下の2つが挙げられます。
コエンザイムQ10の摂取目安は、健康のためであれば30~60mg、ダイエットなどの場合は60~100mgとされています。これを考えると、上記食材から必要量を摂取することは非常に難しいことが分かります。
例えば、いわしであれば最低でも500gを食べる必要があります。これは通常のいわし(60g)を8匹以上食べることを意味しており、毎日継続して食べるのは難しい量と言えます。
実はコエンザイムQ10には熱に弱い性質があります。野菜はともかく、肉や魚といった食材は加熱することが多いので、この性質は致命的です。せっかくコエンザイムQ10を意識した食材を用意しても、加熱調理を加えてしまえばその多くが失われてしまうことになります。
元々食品の含有量が多くないことに加えて、加熱に弱いという性質もあり、コエンザイムQ10を食品から摂取しようとするのは非常に非効率的であると言わざるを得ません。コエンザイムQ10を摂取したいのであれば、やはり健康食品やサプリメントを使用することが現実的と言えるでしょう。
【参考URL】
野菜類とコエンザイムQ10
http://ease-navi.jpn.org/vegetables.html